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日本はオワコン。からどう立ち上がるか的な本を紹介します。
今の日本は正直オワコンです。バブルがはじけて、少子高齢化社会。もう聞き飽きた単語達です。
こんなことが起きた背景にはどんな日本人の考え方があるのか、考えさせてくれるでしょう。
この本で言っているのことは、「もう大きな経済的な繁栄は見込めないのに、経済至上主義を手放さないで更なる経済発展の幻想を夢見ている。」だと思います。
いや、夢見ているのはくそじじい共だけかもしれん。
彼らのせいで若者達はギャップに苦しんでる。
経済発展の望まない社会の中で、経済至上主義の精神で生きていかなければならないと考えているから
もうマズローの欲求階層説にあるように新たな世代の心の拠り所は経済には無い。
ある程度発展した社会では経済的価値観は崩壊して、精神的価値観に移行していくのが今までの流れであって、
アメリカを除くやヨーロッパの成熟国は唯心のトレンドに入っているのに
日本はずっとバブルの頃の価値観に引っ張られている。
出てくる総理はいつも経済発展を主張するけれども、実際ここ30年の労働者の平均年収は上がっていないのを見れば、どの政策も万策尽きているのではないでしょうか。
アベノミクスの金融緩和と株価上昇で資産家と上場企業の役員と会社員は儲かったけれども、
庶民が経済発展を感じたことは平成で1度足りともないないでしょう。
90年代のバブル崩壊後に生まれ、子供の頃から日本経済の衰退しか経験していない今のZ世代が感じることは経済至上主義の終焉であり、新しい価値観を持って生きていくことではないでしょうか。
これからの日本が目指すところは間違いなく唯物ではなくて唯心説になっていくのではないかと考えます。